構成行為の発達と臨床的意義

著者・編者:萱村俊哉/萱村朋子 著

判型・価格・発行年: A5版 42頁 1,800円 2014年

内容紹介:

「通常学級に在籍する児童生徒の約6.3%が学習面や行動面において著しい困難性を示すと報告されており,その中には発達障害児がかなりの率で含まれるとみられる。特別支援教育をはじめとする支援的関わりでは,このような発達障害の神経心理アセスメントと、それを根拠にした個別的な対応がますます重要になってきた。ウェクスラー式の知能検査等標準的な神経心理検査だけでは充分には抽出できない機能障害の一つに構成行為の障害がある。これは個々の運動遂行に問題がないにも関わらず,簡単な図形模写ができないなどの症状として表れる。」

長年構成行為の発達を検討してきた著者が,描画の構成行為の定型発達特性について整理し,非定型発達や病的所見も吟味しながら構成行為検査の発達臨床への寄与について考察した本書は、

・Reyの図検査を通してみた二次元の構成行為発達の全体像の把握に

・構成行為検査の検査法マニュアルとして

利用されたい。

 


目次:

第1章 Reyの図検査とその方法 第2章 Reyの図検査からみた構成行為の発達的変 第3章 構成行為に及ぼす障害の影響 第4章 構成行為の発達と臨床的意義