神経心理学

神経心理学検査法 第2版

著者・編者:O. Spreen, E. Strauss  著 秋元波留夫 監修 滝川守国、前田久雄、三山吉夫、藤元登四郎 訳

判型・価格・発行年: B5判 780頁 25,000円 2004年

内容紹介:

ビクトリア大学心理学教室およびその関連施設で長年にわたって用いられ、検討された膨大な資料に基づく主な神経心理学的検査法の集大成。
すべての検査法について、目的、出典、概要、検査内容、実施時間、採点法、考察、標準データ、文献が詳細に述べられているだけではなく、著者の実施の所感がコメントとして書かれていて興味深く読むことができる。また成人用の検査法だけでなく、小児や高齢者向けの検査法も数多く取り上げられているのも本書の利点であろう。

臨床心理、神経学、神経科学、精神医学はもちろんリハビリテーション医学専門職のひとびとのためにも役立つ一書。

ルリヤ 神経心理学の基礎 脳のはたらき

著者・編者:A. P. ルリヤ 鹿島晴雄 訳

判型・価格・発行年: A5判 376頁 8,000円(本体価格) 1999年

内容紹介:

本書は1978年に刊行されたものの復刻版であるが、やむをえぬ事情で第1章が抄訳であったのに対し、 本書は原著の完訳版である。
原著は故Luria教授の40年にわたる臨床的研究に基づいた神経心理学の概説書である。
教授の多くの著書の中でも教科書的な性格の濃いものであるが、 内容は脳の働きとしての精神活動全般を扱っており、 従来よりの神経心理学の対象である失語、 失行、 失認、 広義の巣症状にとどまるものではない。

レザック 神経心理学的検査集成

著者・編者:M. D. Lezak  著 鹿島晴雄 総監修

判型・価格・発行年: B5判 664頁 24,000円 2005年

内容紹介:

総監修者の前書より抜粋~
慶應義塾大学医学部教授 鹿島晴雄

本翻訳を思い立ったのは、本書が単に多くの神経心理学検査を載せた事典ではなく、神経心理学的評価とは何かについての深い洞察に基づくものであったためである。

当時、われわれは神経心理学的検査を通じて前頭葉症状の検討をはじめていた。検査を通して前頭葉症状の検討をはじめてみると、定量的アプローチの限界を認識するとともに、客観性ということで検査の否定もできず、まさに”前頭葉症状のとらえどころのなさelusiveness”を痛感することとなった。
両者のアプローチの長所を併せ持つ”中庸的アプローチ”を必要性を感じ、模索を はじめた。”Neuropsychological Assessment”はまさに”中庸的アプローチ”の 重要性が強調されていた。”Neuropsychological Assessment”は現在の第3版に 至るまで研究室の必須の書物となり、われわれの座右の書であり続けることとなった。
本書はその翻訳であり”Neuropsychological Assessment”著者監修版というべき ものである。

神経心理学の源流 失行・失認編

著者・編者:秋元波留夫・大橋博司・杉下守弘・鳥居方策・小山善子 編

判型・価格・発行年: B5判 807頁 25,000円 2002年

ジャクソン 神経系の進化と解体

ジャクソン神経系の進化と解体

著者・編者:秋元波留夫 訳編

判型・価格・発行年: A5判 140頁 3,200円 2000年

内容紹介:

「進化と解体」をテーマにしたジャクソンの世界的古典、待望の翻訳。
ジャクソンの臨床研究に、さらに秋元波留夫が考察を加えた必読の書。

 Jacksonの「精神、心」を神経系進化の過程から捉える考え方は、「私は精神状態mental stateと神経状態nervous stateとの間に絶対の区別が存在するとは考えていない」という言葉とともに、精神医学、神経医学の基本理念を明確にする上できわめて重要である。
彼が示唆した精神疾患の局所的解体論はいま分裂病の最近の研究で実を結ぼうとしている。その意味でJacksonは「分裂病は脳に局在するか」の疑問に挑戦した先駆者といってよい。〈解説より〉

失語症言語治療の理論と実際 第3版 Third Edition LANGUAGE INTERVENTION STRATEGIES IN ADULT APHASIA

著者・編者:Roberta Chapey  監修 河内十郎・河村 満 監訳

判型・価格・発行年: B5判 860頁 18,000円 2003年

内容紹介:

本書の特徴は、第一に失語症患者に対するさまざまな治療モデルが、臨床的、実験的データを加えて詳述されていること。
第二にそれぞれの治療法に従った治療計画のたてかたや訓練課題が例示されていること。
第三に本書の著者らの観点が今までの言語病理学の枠組みを超えて、心理学、言語学、情報理論学等、さまざまな範囲に及んでいる点だが、三版は4セクション33章という構成のもと、質的にも量的にも初版を遥かに凌駕している。

神経心理学の源流 失語編 上巻(オンデマンド版)

著者・編者:秋元波留夫・大橋博司・杉下守弘・鳥居方策 編

判型・価格・発行年: B5判 387頁 15,000円

内容紹介:

大脳と行動との関係の究明に挑む学際的領域として、神経心理学への関心が近年高まりつつある。
本書は、各々の依って立つ理論的基盤が曖昧であった従来の概説書の概念を超越し、本領域の源流にさかのぼって、諸説の根拠を明示することを主眼とした画期的な書。

神経心理学の源流 失語編 下巻(オンデマンド版)

著者・編者:秋元波留夫・大橋博司・杉下守弘・鳥居方策 編

判型・価格・発行年: B5判 236頁 9,800円

内容紹介:

大脳と行動との関係の究明に挑む学際的領域として、神経心理学への関心が近年高まりつつある。
本書は、各々の依って立つ理論的基盤が曖昧であった従来の概説書の概念を超越し、本領域の源流にさかのぼって、諸説の根拠を明示することを主眼とした画期的な書。

失語症の理解のために

著者・編者:Harold Goodglass 著 波多野和夫・藤田郁代 監訳

判型・価格・発行年: A5判 370頁 6,800円 2000年

書字言語 その歴史と理論および病態 

著者・編者:アンドレ・ロック・ルクール 編 森山成杉木・山鳥 重 訳

判型・価格・発行年: B5判 202頁 5,500円 1999年

内容紹介:

Langage crit Histoire, Thorie et maladie

書字がヒトの生み出した最高の産物だとすれば、 書字言語の機能を解明することで、 ヒト特有の脳と精神の機能も明らかにできるのではないか。
こうした動機から本書は未開拓の分野に果敢に踏みこんでおり、 先駆的な価値をもっている(訳者前書きより)。