精神腫瘍学クリニカルエッセンス

著者・編者:日本総合病院精神医学がん対策委員会 監修 小川朝夫/内富庸介 編集

判型・価格・発行年: B6変形判 342頁 本体価格 3,800円 2012年

内容紹介:

がん患者・家族にできるかぎり苦痛の少ない療養生活を提供するために,あらゆる場面での適切な精神心理的ケアのありかた、また担当医、病棟スタッフとの連携のしかたなど精神科コンサルテーション活動についても説明を加えた。精神科医師にかぎらずあらゆる職種に読んでいただきたい、がん医療における精神科的エッセンスを凝縮したテキスト!

厚生労働省委託事業として2009年に制作し好評をはくした『精神腫瘍学クイックリファレンス』をもとに、改訂、新規項目を加え、待望の刊行となります。


目次:

●精神腫瘍学コンサルテーションの基本 
 1 がんの診断と治療  2 がん患者のコンサルテーション  3 精神腫瘍学コンサルテーション  これだけは  4 コンサルテーションの基本
●精神症状とその対応
  5 がんに対する通常の心理反応  6 不眠  7 不安  8 眠気  9 不穏  10 がん患者の自殺・希死念慮
●精神疾患とその対応
  11 せん妄  12 認知症  13 適応障害  14 うつ病 15 不安障害  16 アルコール依存  17 パーソナリティ障害  18 統合失調症などの精神科疾患 19 神経症状 けいれん発作,末梢神経障害
●薬物療法・精神療法
  20 薬物療法  21 精神療法
 ●終末期に向けたサポート 
 22 倦怠感  23 呼吸困難・咳・痰  24 予後の評価  25 終末期の問題・終末期の鎮静  
 ●5大がんのサポート 
26 胃がん  27 大腸がん  28 肺がん  29 肝がん  30 乳がん
● 31 家族ケア・遺族ケア
● 32 サバイバー 家族性腫瘍や妊孕性に関する問題を知る
● 33 緩和ケアチーム
● 34 コミュニケーション  告知に関連して
● 35 スクリーニング
●在宅患者のケア 
 36 在宅移行時における地域連携  37 在宅医療における精神症状緩和   緩和ケアチームがコンサルテーションを受ける際に注意したい点
● 38 その他の支持療法
● 39 利用できる情報源