科学の中の人間のかおり
判型・価格・発行年: B6判 132頁 2,800円(本体価格) 2015年
目次:
I.科学の中の人間的意味づけ1.法則性と主体性 2.ある科学者の生き方と業績 3.科学の中の人間 (1)研究への集団的・社会的影響(2)異なる位層の発展の間の相同的関係(3)研究過程における意味づけ 補遺: 客観的観察と本質的意味 (1)〝ありのまま〟の観察と真実 (2)〝シュレーディンガーの猫〟にみる死生観(3)反陽子の対消滅による癌治療 Ⅱ.主観的体験の客観的理解の問題 1.なにが問題なのか 2.医療臨床における統合的実践 3.体験の分化 (1)カオスからの分化 (2)知の発展4.体験への科学的接近(1)音の科学と歌唱の表現 (2)痛みの体験の実証に向かって補遺:物との対話 Ⅲ.無名の科学者のになう役割 1.無名の科学者と科学の発展 2.研究開示の勧めと審査体制の整備 (1)発表の意思 (2)発表の仕方 (3)開かれた審査体制3.研究の障壁から学ぶ−科学史を顧みて− (1)先取権をめぐって (2)運について (3)適性・不適性について4.科学者の倫理(1)毒ガスとノーベル賞 (2)科学者にとって倫理とは何か5.無名の科学者と関与集団の発展(1)多数派に対する少数派 (2)〝見えていて・見えない集団(3)イメージ上の集団補遺: 無名の科学者であることの意義(1)科学の発展の土壌 (2)無名の科学者における教養