精神医学の思想-医療の方法を求めて
判型・価格・発行年: B6判 296頁 2,800円 2006年
内容紹介:
知識を広め解説する本の他に、学問の作り方や思想のあり方を説く本があってもよいのではないか…。
大学病院を離れ、一精神科医となった著者が四半世紀の変化の中、精神障害のリハビリと予防の領域においてさらに視野を広げての待望の改訂版。
「こころの問題」をめぐるロマン派思想と科学思想の対立をつむぐ、歴史的名著。
目次:
はしがき | |
第Ⅰ部 | |
1. | 精神異常についての常識と態度 |
2. | 異常と病気と障害 |
3. | 精神医学と精神科医療の役割と領域 |
第Ⅱ部 | |
1. | 遺伝と環境 |
2. | 精神病における家族の問題 |
3. | 精神病の発病状況 |
4. | 反応としての精神障害 |
5. | アルコール中毒と薬物依存 |
6. | 脳障害者の精神症状 |
7. | 統合失調症と気分(感情)障害 |
8. | 精神障害の構成と多元的診断 |
第Ⅲ部 | |
1. | 精神医学の方法論 |
2. | 情報の記述、評価と計量、発見的(開発的)な概念 |
3. | 精神医学における言葉の問題 |
4. | 行動科学的接近 |
5. | 実験的精神病 |
6. | 生体の周期現象 |
7. | 学習と記憶 |
8. | 臨床研究としての精神生理 |
第Ⅳ部 | |
1. | 精神科治療の目的と種類と効果判定 |
2. | 精神療法 |
3. | 生活療法 |
4. | 身体療法と薬物療法 |
5. | 精神障害と社会 |