道標なき旅程Ⅱ 精神科医のまなざしからみる診療コンセプトと機微

著者・編者:枝窪俊夫

判型・価格・発行年: A5判 294頁 1600円(本体価格) 2019年12月25日

内容紹介:

40年以上精神医療の世界に生き、平成31年3月までの14年間を鶴川さくら病院院長として過ごしてきた著者による珠玉のエッセイ集。季刊発行の「さくら通信」に掲載された文章、精神科病院の機関誌への寄稿文などで構成された本文に、著者撮りおろしのカラー写真や夫人のイラストが彩を添える。大震災や少年犯罪、精神医療の在り方を問うシビアなテーマからオリジナルの書下ろし落語や俳句、トイレットペーパーの三角折への考察など軽いタッチの小文まで、医学博士であり、精神保健指定医、精神科専門医である著者の様々な思い・信念を届けます。


目次:

まえがき 

上州の空に吹く風は 

知不知之我喜望 

アタマの差 

“it“の支配する空間 

句論を張る 

諦めるには早過ぎ、なくない?!

花に酔ひ、人にも酔ふて 

DNAは泣いている!  

今、溶けゆくものは?  

祈り!  

ただ一度の…  

少年犯罪に関する一考察 

夢ン中、もう一度!  

トータル・バリアフリーの日常を目指して 

指定医、していいこと 

いつかは晴れる!  

緊急通知― トイレットペーパーの三角折について―  

創作落語「値踏み」 

精神医療と、国家・法 

老健という魔界 

誰が、どう、さばく?  

完全自由の保障と、安全の管理 

MRというお仕事 

十二天 

それでも、今日も、生きている 

あとがき 

付録 鶴川さくら会の標語

写 真/枝窪俊夫  
カット/ 容子