近刊
発達障害な私の頭の中。新装版

判型・価格・発行年: A5判 77頁 1,400円(本体価格) 2023年2月1日
内容紹介:
辛いことだけじゃない! たくさんのハッピーと思わず笑顔になる様々な発見が「私の頭の中」に描かれます。同じ悩みをかかえる人、サポーターの方々、必見です!
【私の頭の中の51個の事例】
中学3年生だった発達障害当事者がその感性を軸に自らの日常を綴る51の事例集。日々どんなことを感じ、何を楽しみ、何に苦労するのか。当事者の個人的な事例を通して、発達障害について理解を深められる1冊です。著者は現在高校3年生。少し大人になった著者が執筆当時の中学3年生の自分にエールを送り、新たにイラストを描き下ろしています。
【母子対談・オリジナルストーリーも】
著者最大の理解者である母との実録対談には、同じような悩みを抱える家族の方々に役立つ体験談がちりばめられています。そして、著者新藤あみはお話づくりの天才! 楽しくて心温まるお話が5つ(エピソード①~⑤)入っています。
刑事精神鑑定入門 刑事精神鑑定に携わるひとのための副読本

判型・価格・発行年: A5判 250頁 4000円(本体価格) 2022年3月31日
内容紹介:
本書は,はじめて刑事精神鑑定に携わろうとする精神科医がその最初の第一歩を踏み出すのに必要な基礎的・実践的な知識経験を解説したものですが,同時に,精神鑑定の実際に興味のある法律家や警察官,学生の皆様にも分かりやすくお読みいただけるように工夫してあります。内容は第1編から第3編までの3部構成となっています。
第1部は,鑑定経験のない精神科医が,精神鑑定をする上で必要な刑事手続に関する基礎知識の習得を目的に解説しました。実際の刑事事件を念頭に,捜査から公判までの手続きの流れを解説しました。その際,基礎的な法律知識を根拠条文もあげて説明しています。
第2部は,精神科医が実際に精神鑑定をすることができるように,また,法律家や警察官らが精神鑑定の実際を理解して今後の捜査や公判に役立てることができるように,精神鑑定に関する基礎的・実践的な知識について,筆者の体験を交えて解説しました。
第3部は,鑑定人が法廷で鑑定の経過と結果を証言(プレゼンテーション)する際に用いるパワーポイントなどの資料を鑑定書の見本とともに収録しました。なお,本書は,皆様がその用途・目的に応じて効率的にご利用いただけるように,解説内容が多少重複しますが,各部をそれぞれ独立した構成としました。例えば法律家は第2部から読むなど,その用途・目的に応じてご利用ください。
(本書「はじめに」より抜粋)
自閉症うーちゃんのカラフルサイン 高機能自閉症当事者が描く十人十色の世界

判型・価格・発行年: B6判 104頁 1,200円(本体価格) 2021年12月10日
内容紹介:
「発達障害の特性を、誰にでもわかる文章にしてみたい」
発達障害当事者である高校2年生の著者が、
自閉症の特性について9つのショートストーリーを創作しました。
自身の体験をもとに創られたそれぞれのショートストーリーには、
著者自身の解説がついています。
◆パニックはどんな時に起きてしまうのか。
◆その時、当事者は何を考え、感じているのか。
◆そして周りの人はそんな時、どのように対応したらよいのか……。
冷静で愛情深い解説です。
当事者はもちろん、ご家族、支援者、医療関係者の方々必見の1冊です。
イラストは全て、本作からインスピレーションを受けて描かれた著者の友人によるオリジナル作品です。
精神医学と精神科医療を語る 専門家12人の実録

判型・価格・発行年: A5判 290ページ 3,000円(本体価格) 2021年7月31日
内容紹介:
本書はロンドン大学精神科教授、Michael Shepherdが監修した”Psychiatrists on Psychiatry”, Cambridge University Press 1982 の全訳です。専門の領域や仕事の場の違うベテラン精神科医12 人が、それぞれ略歴を述べ、精神医学・医療の現状をどう捉えるか、またそれを拠り所に、この領域の今後の見通しを語っています。そして各人の論旨を明確にするため三つの点に絞って、監修者と執筆者の間で一問一答の応対があります。(略)
ある時代の精神医学と精神科医療の実態を記録しておくことは、後世の精神医学や医療史の専門家に参考資料(史料)となるばかりでなく、精神科医が日常の臨床を熟慮し、あるがままの現況を掘り下げる際にも意味がありますここで具体例を付け加えるなら、精神科治療に初めて抗精神病薬が導入されて30 年になる1980 年代初頭の精神科医療の実情と、現在の精神科医療や精神医学が抱える問題との間に、どれだけ変化や違いがあるかを確かめるだけでも有意義だと考えます。
精神科医の間では見解の相違は日常茶飯事です。本書では、精神「医学観」を異にする寄稿者が、長年にわたる経験と知識を土台に、それぞれ忌憚のない見解を語っています。(訳者あとがきより)
目次
はじめに(マイケル・シェファード)
1.マンフレート・ブロイラー
2.アンソニー・クレア
3.ロイ R.・グリンカー Sr
4.ハインツ・ヘフナー
5.アッセン・ジャブレンスキー
6.シーマル・ケティー
7.トーマス・ランボー
8.ピエール・ピショー
9.ジョン・ロマーノ
10.エリク・ストレムグレン
11.ハンス・ストロツカ
12.デイビッド・ワット
人名索引
訳者あとがき(藤森英之)
書き込み式 リカバリーパスポート 双極性障害編

判型・価格・発行年: A5判 64 1000円(本体価格) 2020年
内容紹介:
『リカバリーパスポート 統合失調症編』につづくシリーズ第2弾
リカバリー(回復)への道をひらく1冊
・早期発見、早期治療により症状の悪化を防止し、社会生活の継続や社会復帰を実現するための情報が満載です。
・主治医・看護師・デイケアスタッフ・就労支援スタッフ必見! 本人・家族・メディカルスタッフの情報共有が回復への鍵となります。
〔主な内容は?〕
●双極性障害とはどんな病気?
●どんな症状がでるの?
●回復のプロセスは?
●薬物療法・精神療法・認知行動療法/リハビリテーションについて
●生活のひと工夫(栄養/睡眠/ストレス対応/リラクセーション/運動など)
●身体のこころのSOSサインをキャッチする「セルフモニタリング」とは
〔何を書き込む?〕
■自分史の振り返り
■通院・入院歴
■心理検査の記録
■服用記録と副作用リスト
■セルフモニタリングシート
■お守りプラン
書き込み式 リカバリーパスポート 統合失調症編

判型・価格・発行年: A5判 64頁 1000円(本体価格) 2019年
内容紹介:
100人に1人弱が発症するといわれている統合失調症は、早期発見、早期治療により症状の悪化を防止し、早期の社会復帰を実現することができます。
本書は、発症年齢にあたる10代〜20代の患者さんを対象に作成されました。
統合失調症という病気やその医学的な治療、病気やストレスとのつきあい方についてわかりやすく説明しながら患者さんに病識をつけていただき、症状が悪化しそうな場合の『お守りプラン』の設定など、親しみやすい絵柄を用いて、悲観的にならず治療を続けていくための動機づけを高める、さまざまな工夫がなされています。
実際に患者さんに記録していただくためのモニタリングシートが2パターン用意されており、それらのモニタリングシートをベースにして患者さん自らが自分の『お守りプラン』を作成する方法などもご紹介しています。
本書は「書き込み式」ですので、自分だけのオリジナルのリカバリーパスポートが作成できます!
患者さんと医療機関、また周囲の応援者をつなぐツールとしてお役立ていただければ幸いです。